伊勢丹メンズ館の機会損失
伊勢丹が伊勢丹メンズ館のオンラインショップをオープンさせるということが、ニュースリリースされ(8/18)、各メディアがそれを伝えています。
ところが、実際のサイトオープンは9月4日で最初のリリースから2週間も先なのです。これは大変な機会損出なのではないかと感じています。
ニュースに触れてから実際の行動(来店)までタイムラグがある実店舗ならまだしも、オンラインショップであれば、ニュースを見て興味をもった人々は必ずその場で検索するのではないかと思います。しかし、検索しても行き着く先は予告ページだけ。しかも、丁寧にも新しくオープンするサイトの画面キャプチャまでついています。ここまでできているのならリリースと共にオープンすればいいのに・・・と思わなくもありません。
ニュースを見て、予告サイトに行き着いたユーザーはちょっとがっかりしてしまうのではないでしょうか。もともと高いロイヤリティを持つユーザーはオープンとともに再び訪れるでしょうが、オンラインショップが狙うべき地方在住者などのポテンシャル顧客層の中にはニュースをみて興味を持ったユーザーも多いはず。一度がっかり経験をしてしまったユーザーが再びサイトを訪れてもらうには、別の必然性を改めてつくる必要があります。
この情報過多時代において、注目の最大瞬間風速を逃すことの代償は大きいのではないかと思います。