逆輸入で市場参入


伊藤園が紅茶飲料市場に参入しました
実はこの紅茶ブランド「TEAS'TEA」は伊藤園アメリカ市場に出て行く際につくったものなのです。伊藤園は数年前からアメリカ市場に参入し、「TEAS'TEA」ブランドのもと、紅茶と日本茶をラインナップし、高級スーパーやデリなどに納品していました。パッケージも割とおしゃれで、アメリカで何度か見かけたことがありました。
この度日本で発売された「TEAS'TEA」ブランドは、アメリカ市場での経験を背景に「TEAS'TEA NEWYORK」となっています。一方で、パッケージは日本市場に合わせたものにアレンジされています。オリジナルにはない果物の写真が挿入され、カロリー表示が強調されています。やはりノイジーな日本市場ではある程度の目立ち度がないと埋没してしまうということでしょうか。
このような逆輸入のケースは、これまではLexusなどの重厚長大系にちらほら見られたケースですが、飲料などの消費材ではまだ珍しいのではないでしょうか。例えばサントリーは中国で純生という高価格帯ビールのブランドを持っていますが、こういうものも日本に逆輸入される時が近いのかも知れません。