縮む日本


総務省統計局の住宅・土地統計調査の速報が発表され、日本の総住宅戸数に占める空家率は過去最高の13.1%になったことが発表されました。
ちょっと衝撃なのは、空家率20%を越える都道府県が現れ始めているということです。今回の調査では、山梨県の空家率は20.2%、次いで長野県19.0%、和歌山県17.9%となっています。
この調査は5年後ごとに実施されています。前回調査の空家率は12.2%でした。一方で総住宅数継続的に上昇しています。都市への流入で地方の家屋が使われない、あるいは世帯構造の小家族化・単身化で既存住宅がニーズに合致していないといったことが背景にありそうです。
日本の人口はピークを過ぎ、現在減少過程に入っているといわれています。縮みゆく日本に対して、これまでとは異なる新しい社会システム・インフラのあり方が求められています。

シュリンキング・ニッポン―縮小する都市の未来戦略

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