新しい行動様式を生み出すプロダクト


ソニーから、カテゴリーの常識を超えた非常にイノベーティブなデジカメアクセサリーが出ました
人の手を借りず、デジカメ自体が自動で撮影を行なうというクレイドル状のアクセサリーです。パーティ会場の真ん中に置いたりすると、クレイドルの回転&上下動作とデジカメ自体のズーム機能によって、様々なアングルで自動的にシャッターが切られるという仕組みになっています。
特徴的なのは、デジカメに内臓された顔認識機能と連動することで、カメラが適切な構図を自動的に把握した上でシャッターを切ってくれるということです。しかも、なるべく同じ構図は避けるようになっているみたいです。
写真は人が撮影するものというカメラの常識を軽々と越えているのは注目すべきです。それだけではなく、撮影主体のロボット化による抵抗感の無化が、写真の新しい局面への展開を感じさせます。
パーティ会場なんかよりも、例えば対談やグループインタビュー、フィールドワークなどの現場に大きな貢献をもたらしそうです。どのシチュエーションも、撮影する−撮影されるの関係性が緊張感をもたらすことが面倒だったりします。でもこの撮影ロボがあれば、これが勝手に写真撮りますんでといってそのあたりにおいておけばいい訳です。撮影されることがシリアスであればあるほどその力を発揮しそうです。新しい行動様式が生まれそうなプロダクトに期待が高まります。